ずっと昔にあったことがふっと頭をよぎって突然嫌な気持ちになる。もしくは苦しい気持ちになる。そんな経験はありますか？
私はあります。
昔は、ふと蘇るかつての悲しみや怒りといった嫌な感情に気持ちが持っていかれていました。今も時々持っていかれます。が、リカバーが早くなりました。気持ちを立て直すのが早くなった。気持ちの切り替えが容易になったんです。急にではありません。でも、少しづつ過去の傷つきに影響されることが減ってきました。
私たちは小さな頃から”誰も悪くないけれど不運で不条理な出来事”に見舞われ、悲しく腹立たしい思いを経験しながら、子ども時代を生き成長してきたのではないでしょうか。程度の差はあれ、みながそうです。
例えば、赤ちゃんはお母さんにいつも欲求を満たしてほしいわけです。おなかがすいたらミルクをもらっておなかを満たしたいし、おしめが濡れたら取り替えて心地よくしてほしい。そして安心の源のお母さんとはずっと一緒にいたい。でも、いくらずっとお母さんと一緒にいたくても、お母さんも人間なのでトイレに行くしごはんも食べに行かなければなりません。このことから、赤ちゃんは、時には思うようにいかないことがあることを知ります。同時に、お母さんは、いくらわが子の欲求をすべて満たしたくともそれは不可能だということを知ることになります。あなたもそうだったのではないでしょうか。
実は、このような小さな出来事は、数えればきりがないぐらい毎日無数に起きています。そして、私たちはそういう現実に次第に慣れ、諦めることを知り、外の世界や自分に対してこんなものだという認識を作っていきます。思うように事が運んでほしいという願いとは裏腹に、実際はそうではないことが多いのです。このように現実を受け入れることができるようになるのは、ある種生きていくためには必要で大切なことだと思います。
しかし、傷ついた気持ちやこころは”癒す”という作業をしない限りずっとそのままです。
私は、寝ている子までも無理に起こす必要はないと思っています。幼い頃の傷つきを抱えていたとしても、毎日を健康に楽しく暮らしている方はたくさんいらっしゃいます。しかし、身体（體）や気持ちに不調がある、なんとなくしんどい、自信をもてない、自分のことを好きになれないといった症状をお持ちの方は、小さな傷つきや違和感や困惑などを癒すことに大きな意味がある場合があります。これらを自分の一部として統合し受け入れることが、元気を回復することになるのです。ぜひ一度私のセラピーを体験してください。あなたの元気と心地よさのために丁寧にお話を聴きます。
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