女性のための性とセックスにまつわるセラピー

誰にも聞けない誰かと話したい。そんな性とセックスの悩みを私と話ましょう。きっとこころが軽くなりますよ。秘密は守ります。h&n・セラピールーム

「幸せになると困る」という不都合な真実  

多くの人が幸せになりたいと思っています。そんな中「幸せになると困るってどういうこと?」と、あなたは思ったでしょうか。

 

幸せになると困るのなら、不幸せがいいということでしょうか。いいえ、決して不幸せがいいわけではないのです。その証拠に、これに当てはまる人は、常に自分の身の上話しをしたがり、「親が違っていたら幸せなのに」「もっとお金があれば違う人生を送っているのに」と、こうであれば幸せになれるであろうという別の人生を思い描いていたりします。
実は人一倍幸せになりたいと思っているのです。

 

では、なぜ幸せになると困るのでしょうか。
それを知るには、少し深く掘り下げる必要があります。
例えば、あなたが、こどもの頃にいじめられた経験があり、傷ついたまま大人になったとしたら、対人関係を避けてしまうかもしれませんね。また、現在の人間関係のなかで少しの行き違いがあっても、傷つけられた、裏切られた、騙された、と思うかもしれません。とっても、傷つくのが怖いはずです。また、自信がなく、誰かに受け入れらるはずがないと思ってもいるかもしれません。
そして、そんな自分はとても苦しいでしょう。
そのような思考の癖や反応は不合理だと思っていても、それを変えるのは簡単ではありません。
そんなとき出てきやすいのが「こんな私に誰がした」という思考です。この考え方をしていると、犯人探しをしたくなり、被害者の立場をとることになります。犯人探しは「私は悪くない」「私の苦しみは私はの責任ではない」ということを証明するための作業でもあります。
自分の苦しみを引き受けないためには、誰か他の犯人が必要なんです。そして、犯人を存在させるには私が幸せではいけないのです。幸せになってしまうと、誰かを責めることもできませんし、誰かに罪悪感を感じさせることもできません。
つまり、幸せになりたいと切に願っていたとしても、犯人探しをやめない限り永遠に幸せにはなれないのです。

 

これが、「幸せになると困るという不都合な真実」の種明かしです。

誰もが、「まさかそんなこと」と思うのですが、気づかない内にこの状態にはまっていることはよくあります。特に、この思考の癖が子どもの頃からのものなのであれば、あなたにとってその思考はあまりにも馴染みで、それ以外を想定するのが難しいほどかもしれません。
ただ、これは自分の考え方の癖なので、自分で変えていくことができます。

 

もし、あなたが不都合な真実に気づき、そこから抜け出したいのであれば、私とお話しませんか。あなたがあなたを幸せにするお手伝いがしたいと、私は真剣に思っています。