女性のための性とセックスにまつわるセラピー

誰にも聞けない誰かと話したい。そんな性とセックスの悩みを私と話ましょう。きっとこころが軽くなりますよ。秘密は守ります。h&n・セラピールーム

人とどんな風に関わっていいか分かりませんという悩みについて

実は、人との関り方について悩んでいらっしゃる方は多いです。

日常的には、会社や学校で周囲の人と難なくコミュニケーションをとっているように見える方から、人との関りを避けたくて家から出たくない方まで様々です。

この3年ほどの間、感染症の影響により私たちは他人との距離を取らざるを得ませんでした。嬉しい時も楽しい時も、困った時も助けを求めたい時も、私たちはコロナ以前のように人ととの距離を縮めることができませんでした。

私自身も、他者の力を借りずに一人で解決したり、一人で対応できる範囲で何とか済ませることに慣れてしまって、以前のような人との密な関係を持つ機会が減りました。大切な関係での集いは徐々に復活していますが、一方で、重要度が低いものをスキップする際の葛藤は少ないです。

さて、子ども達の世界はというと、各々成長段階によりますが、年齢によっては、チャレンジしない、引っ込み思案な、ともすれば無気力な子ども達が多く見られます。

先日、中学生の子ども達向けの教育プログラムを依頼されました。ざっくりと表現すると「人との関りについて話してほしい」という内容です。近年の傾向として、思春期に入り、他者や異性との関係がより重要になってきた彼らは、困った時に誰かに相談するよりも他者をシャットアウトして引きこもるという手段を取りがちなのです。全員がそうではありませんが、誰かに相談して解決し成長していくよりも、傷つきを避け、引きこもってSNSや動画などで情報を得て何とか対応しようとするようです。また、お付き合いを始めたばかりの男女が、コミュニケーション不足のため、意思疎通がうまく測れず関係がこじれるというのもよく聞く話です。これは、思春期の子ども達の話ですが、大人にも共通するところが大いにあると感じています。

さて、私たち大人は子ども達より長く生きている分経験がたくさんあり、コミュニケーションにおいても長けていると言えるでしょうか?半分は正解で半分はハズレです。

経験値で言うと、場数は比べ物にならないほど多いでしょう。しかし、場数が多いということは、人間関係がうまくいかなかったり、傷つき体験も少なからず経験してきているということです。人は、対人関係で傷つくと、人が怖くなったり、また傷つくことを怖れて人間関係に消極的になることがあります。これは程度の差こそあれ、多くの人に当てはまることです。もしあなたが、対人関係の傷が癒えることなく時間が過ぎ、やがて「人とどんな風に関わっていいか分からない」という状況になっていたとしても、ちっとも不思議ではありません。

過去の人間関係で傷ついた経験がある方、過去の傷つきを癒したい方、何があったわけではないけど人間関係が億劫でそんな自分を変えたい方、人とどんな風に関わっていいか分かりませんという方、一度私とお話してみませんか?一緒に、あなたの心地よい人との関りを探っていきましょう。