女性のための性とセックスにまつわるセラピー

誰にも聞けない誰かと話したい。そんな性とセックスの悩みを私と話ましょう。きっとこころが軽くなりますよ。秘密は守ります。h&n・セラピールーム

受け取り上手は愛され上手

あなたは、何かをいただいた時「悪いな~」と思う方ですか?それとも「わぁ。嬉しいな」と思う方ですか?また、男性が「荷物持つよ」と言ってくれた時に「うん。ありがとう。助かるわ」と答えていますか?それとも「大丈夫。私力持ちだし」なんて言って断ってしまうでしょうか。

受け取り上手的には「ありがとう」と受け入れるのが正解です。あなたには、どちらを選ぶか簡単な問題ですよね。活字の上では、ほとんどの方が正解を選べます。ただ、急にこのシチュエーションがやってくると「悪いな」と思って断ってしまう人も多いです。

実際は「ありがとう」と言って任される方が人は嬉しいです。特に男性は、女性よりも「相手を喜ばせた」「頼りにしてもらえた」「やり遂げた」ということが嬉しい生き物です。女性が遠慮して「いいよ。いいよ」と断られてしまうと、優しい気持ちや厚意の行き場がなくなってしまい、まるで着地できない飛行機のような状態になってしまいます。また、私たちは、発した気持ちや愛情を受け取ってもらえない時に、寂しく悲しい気持ちを感じます。逆に自分の発した気持ちや愛情を喜んで受け取ってくれると、本当に嬉しい気持ちがします。つまり、女性が受け取って喜ぶということは、男性にとってはご褒美になるんです。

ここでちょっとドキッとしたあなたは、かなり鋭いです。

結婚当初、夫は優しかった。いろいろとしようとしてくれた頃もあったけど、今は何もしない。私がなんでもするのが当たり前。また、彼氏が何もしなくなった。以前は、デートのプランを立てたり、サプライズのプレゼントもあったが、今は一切ない。こんなことありませんか?それは、もしかしたらこれまでに、知らず知らずのうちに、相手の厚意や愛情を受け取れていなかったのかもしれません。相手に迷惑をかけないように、負担をかけないようにという思いが、結果的に、相手の気持ちの行き場をなくしていたのだとすると、彼からは、相手を喜ばせたいという気持ちや、なにかしてあげようという気持ちが削がれていきます。実際に何かしてくれる頻度や度合いも減っていくでしょう。

逆に、受け取って喜んでいくと、与えようとする気持ちが活気づき、もっともっとしてあげようと思うようになります。あなたをもっと喜ばせたいし、愛したいし、笑顔にしたいという気持ちがたくさん湧いてきます。受け取って喜ぶということは、相手に嬉しい気持ちを与えることと同義なのです。

男性性の得意分野は与えることで、女性性の得意分野は受け取ることです。分かりやすいように相手が異性(男性)で書いてきましたが、あなたが、受け取るのは何も男性からだけではありません。女性だって気持ちよく受け取ってくれたら、また何か力になりたいなぁと思うものです。

もし、あなたが断わり上手なら、私と話して受け取り上手になりませんか?