女性のための性とセックスにまつわるセラピー

誰にも聞けない誰かと話したい。そんな性とセックスの悩みを私と話ましょう。きっとこころが軽くなりますよ。秘密は守ります。h&n・セラピールーム

ペットロス。今でもさみしいです

ペットとのお別れって本当にさみしいです。彼らは、家族として共に時間を過ごし、時には人以上に支えてくれる存在です。

その悲しみやさびしさは、時間とともに薄れることはあっても、すっかり忘れてしまうことはありません。場合によっては、その不在をより一層強く感じることすらあるでしょう。特に、なぐさめて欲しい、勇気づけて欲しい、ただただ温かく受け入れて欲しい時などがそうではないでしょうか。

また、最近ではペットのお葬式も増えてきましたが、節目にみなで集まって故人を偲ぶ習慣がないのも、ペットの喪の作業(亡くなった方やなくしたものへの未完了の気持ちを整理していくこころの作業)が進みにくい要因のひとつではないかと私は思います。そして、人によってはさみしさにこのままひたっていたい気持ちもあるでしょう。

 

以前クライエント様から「ワンコが亡くなった後、3年ほどうつ状態でした」と打ち明けられたことがあります。

大きな喪失からの回復には、時間が必要です。対象喪失は人やペットに限りません。国や故郷、思い出の品などでも同じこといえます。

プロセスは人それぞれですが、ペットが亡くなって何も手につかない時期があり、しばらく後に少しずつ日常を取り戻します。時折さびしさの波にさらわれそうになりながら、なんとか日々を過ごします。ようやく周囲が見えるようになった頃、少し他のことに気持ちが向かうようになるでしょう。そして状況や気持ちに合わせて、新しい子を迎える、保護のボランティアなどに関わる、何か新しいことを始めるといった中から、自分に合った選択をし歩みを進めていくことができます。

こうして人は、対象喪失から自分なりの回復を遂げていくのですが、自分一人ではその作業が難しいことがあります。仕事で忙しくて動物病院に駆けつけたときには息を引き取った後だったとか、家族とケンカして出かけたら、それが口をきいた最後だったとか、罪悪感や心残りが強くある場合です。こういうケースでは、自分を責める気持ちが強く回復の作業が前に進まないことがよくあります。

心残りは、未完了の状態でこころや身体にずっと残ります。クライエント様が、セラピーで私と話すうちに「やっと終わりにできました」「自分を許すことができました」とおっしゃることがあります。この時、未完了は完了し、過去の傷つきやわだかまりが自分自身の一部として統合されていきます。

もし、あなたが大切な何かをなくされて悲しみの中にいらっしゃるのであれば、心残りを完了する作業を私にお手伝いさせてください。苦しみを、暖かい感謝の気持ちで手放すことができますよ。ご相談お待ちしています。