女性のための性とセックスにまつわるセラピー

誰にも聞けない誰かと話したい。そんな性とセックスの悩みを私と話ましょう。きっとこころが軽くなりますよ。秘密は守ります。h&n・セラピールーム

私、これまで「犠牲者」として生きてきたんですね

何か嫌なことや辛いことがあった時、自分のおかれた境遇のせいにしたくなることは誰にでもあります。

一方で、ひどい家庭環境で子ども時代を過ごし、今は平穏無事な環境にいるにも関わらず、犠牲者(被害者)モードで生きている人がたくさんいます。そして、今でも「うまくいかないのはあんな家に生まれたからだ」「親がまともだったら違っていただろう」という思考が巡ると言います。

これは、このような思考がいいとか悪いという話ではなく、長年このような思考の下で生きてきたため、他の選択肢に気づきにくいということです。

もう「あの頃の小さくて無力な私」ではないのに、どうして同じような思考を繰り返し、同じような選択をし、同じような世界で生きているのでしょうか。

私は、その思考が作り出す世界が成り立つように、自分自身がエネルギーを使い続けているからだと思っています。

「私なんかダメだわ」と思っていると、実際にダメな私を成り立たせるような言動を選択し、必然的にダメな私になっていきます。つまり、そうなりたくないという思いとは裏腹に自分自身が「ダメな私を生み出している」ということです。

 

しかし、先ほどもお伝えした通り今のあなたには他の選択肢があります。

そして「あなたの望む私」になるためには、まず犠牲者(被害者)の私をやめなければなりません。

あなたがこれまで犠牲者(被害者)として生きてきたのは、そこに何かメリットがあったからです。例えば、これ以上攻撃されない(自分を守る)、他者にかわいそうだねと言ってもらえる(同情を得る)、理不尽な出来事を自分の責任にしなくていいなどです。それは生きていく知恵です。

しかし、同時にあなたをかわいそうとみてくる人、あなたを弱くて攻撃できそうと判断する人も出てきます。なぜか人にいいように利用されたり軽い扱いを受ける、つき合う男はワガママで攻撃的な人ばかり、なんてことが起こりやすくなるのです。

 

周りの人と対等でいたい、見下されたりマウントを取られたくない、そんな風に思うなら、今が変わるチャンスです。

もちろん、これまで身につけた思考や対人関係の習慣を一気に変えることは難しいです。犠牲者でいるために得られる(と思い込んでいる)メリットも手放すことになります。また、変わろうとするあなたを変わらせまいとする人も必ず現れます。犠牲者(被害者)の私をやめるというのは、一人で成し遂げるには難しい作業かもしれません。私は本当に変われるのかしらと不安を感じることもあるでしょう。そんな時は、私と話しましょう。あなたがなりたい私になれるように、真剣に話を聞き一緒に考えます。