誰でも気持ちいいセックスがしたいです。私は、気持ちいいセックスのヒントは「思いやりと好奇心」にある思っています。もちろん、身体の相性や技術的なことも関係しますが、たとえそれが良かったとしても「思いやりと好奇心」がなければ、徐々にマンネリ化し満足度が低いものになっていきます。
思いやりを発揮するには、目の前にいる「相手の状態を見る」ことと、どうしたら相手が喜んでくれるかを「想像する」ことが必要です。そして、好奇心を持つということは、「興味を持って」相手を見、「実験してみる」ことです。
自分が相手の身体を優しく扱ったとき、相手はどんな反応をするだろうか。自分は激しめのキスが好きだけど相手は嫌がらないか。これは違ったからやめておこうなどいろんな実験ができます。息遣いや声、身体の動きや体温など様々なものが、相手の快・不快のを教えてくれます。これには、相手の知らない相手を知る楽しさもあります。
そして「思いやりと好奇心」をさらに発揮するためには、コミュニケーション(言語・非言語の両方)がとても大事になってきます。たとえこちらが「タッチはこれくらい(の強さ)がいいと」想像していても、本当にそれがいいのかどうかは相手に確認してみないと分からないからです。いつもは優しくがいいけど、今日は激しくしてほしい人だっています。毎回同じとは限らないのです。また、聞いてみることで思わぬ相手の要望を聞けることがあります。
さて、セックスについて女性からよく聞くのは「早く終わってほしい」「なんとかパートナーをイかせたらそれでいい」というような言葉です。またある男性に「(女性を喜ばせようという)工夫はしないの?」と聞くと「いまさら(相手はそれを期待していない)」という返事が返ってきたことがあります。相手の好みはだいたい把握している、こんなものでいいだろうという慢心があると、工夫して喜ばそうというサービス精神と、もっと知りたいもっと深めたいという好奇心や探求心が欠けてしまします。
もちろん、毎回が最高によいセックスなんてことはありえません。お互いの体調もありますし「今回はちょっと・・」と思うような回があるのは当り前です。しかし、長い間同じパートナーとのセックスでルーティン化しているだけであれば可能性は広がっています。仕事や家事、子育てや家族の介護などで昔のようになかなか時間やタイミングを確保できない場合もあるでしょう。でも、いつからでも二人で楽しむセックスは始められます。思いやりと好奇心を発揮して、本当に気持ちいセックスをしてみましょう。あなたとパートナーの普段のコミュニケーションが変われば、それはきもちいいセックスの下地となっていきます。もしあなたが変わりたい気持ちはあるけれど、どうしたらいいか悩んでいる、きっかけを掴みそこなっている、迷っているのであれば、ぜひ私とお話しましょう。ご相談お待ちしています。